【お片づけプロジェクト】ガミガミ言わずにOK!子どもが自分から片づけた“宝探し”アイデア

家族プロジェクト

育児のなかで、「お片づけして!」がなかなか伝わらない……

そんな悩みを抱えたことはありませんか?

我が家でも、子どもとの“お片づけバトル”が日常でした。何度言っても片づけない、後回しにする子どもちゃんをみてつい怒ってしまう。そんな日々のなかで出会った一冊の本が、私の考え方を変えてくれました。

この記事では、その本をヒントに私たち家族が実践した「ある取り組み」についてご紹介します。それは、子どもが自然と片づけたくなる、ちょっとした“仕掛け”です。

同じように悩んでいる方にとって、少しでも気づきやヒントになればうれしいです。

おすすめの本『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』

天野ひかりさんの著書
『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』は、
「子どもが主語になる生活ができているか」
つまり、子どもを一人の人として尊重できているかを、改めて考えさせてくれる一冊です。

この書籍を通して気づかされたことが、

  • 子どもが主語になってるか?
  • 本当に子どものため?親のため?

です。

子どもが主語になっているか?

本書の中では、いろんな子育て中に起こることが場面ごとに、まとめられています。

その場面ごとに

  • よく起こしがちな行動
  • よくしてしまう言葉かけ
  • 子どもを伸ばすためにどのように行動すればいいのか
  • 子どもを伸ばすためにどのような声をかければいいのか

具体的に書いてくれています。このように具体的に書いてくれているので、自分の育児を振り返ったときに、「あ〜書籍と同じことしてる。主語は子どもちゃんになっていなかったなあ。」と振り返ることができました。自分自身の育児を振り返るきっかけを与えてくれます。

本当に子どものため?親のため?

先ほどと似ているかもしれません。主語が「子ども」かどうかを振り返ったことで、子どもちゃんと接する時に、今の自分の言動が自分のため、つまり、「親のため」になっていないか考えるきっかけを与えてくれます。

この言葉は、私の中でこれまでの育児を振り返る新しい視点、考え方を与えてくれました。
片づけひとつとっても、子どもちゃんの中にはまだ「遊びたい」「終わらせたくない」という気持ちがあるかもしれない。

でも、夜には寝る準備をしなければいけない。
だからこそ、子ども自身が「いま片づけよう」と思えるきっかけをつくる必要があるんだと思いました。

書籍の考え方を活かす

私の活かし方「宝探し」で「後片付け」

今回の「後片付け」での場面を振り返ると、子どもちゃんの遊びたい気持ちを考えず、親として片付けしてほしい気持ちなどを優先していたかもしれないと考えました。

そう振り返ったとき、考えたのが、

子どもちゃん自身が「片づけよう」と思える環境をつくること

そのアイデアが

「宝探し」

です。「片づけなさい」ではなく、「きれいにしたら宝物が見つかるかも?」と、ワクワクな遊びを持ち込む工夫です

もちろん、これをするのかも子どもちゃんにしたいか聞いてからします。

このような声かけや工夫は、非認知能力の育成にもつながると感じています。

上手くいかないならば

もちろん、毎回うまくいくとは限りません。宝探しがメインになることもあるでしょう。
そんなときのために、例えば「てぃ先生」の提案するような「大きな箱に全部入れる」など、負担の少ない工夫も参考になります。

いろいろな引き出しを持っておくことで、子どもちゃんにも自分にも優しくなれる育児につながると思いました。

《参考リンク》
▶︎大人の“ある行動”が【子どもがお片づけをしない理由】に

実践!!宝探しで、自然に”お片づけ”!

「片づけなさい」の毎日に、モヤモヤする私

子どもちゃんは、お店に行くと必ず寄るのがガチャガチャコーナー。
日々少しずつ、小さなグッズが増えていきます。

時には、そのグッズを並べて遊んだり、お絵描きをしたり、そのまま片付けず粘土をし始め、気づけばいろんなものが散らばって悲惨なことに。

特にお風呂前後のタイミングでは、片付けをめぐってよくこんなやりとりになります。

ママ
ママ

お片づけそろそろしようか〜

子ども
子ども

今は、お絵描きしているかもう少ししてから!

ママ
ママ

10分後の時計の音が鳴ったらお片づけしようね!

10分後・・・・

ママ
ママ

10分経ったから、お片づけしよう!

子ども
子ども

もう少ししてから!

ママ
ママ

お約束、お片づけしないと・・・・

なんてことが日常茶飯事・・・すぐに片付けしない子どもちゃんとパパもよく言い合いになって、お片づけの声かけに疲れてしまいます。

散らかった部屋が、宝地図へ

ある日の晩、リビングは絵本・塗り絵・粘土道具・カードなどで、あちこちにものが散乱していました。そんな日に、子どもちゃんに「宝探しする?」と問いかけると「する!」すぐ返事してくれます。
そこで私はこっそり「お宝」を数個、部屋の中に隠しました。隠した場所の例は、

  • 絵本の間
  • ソファーに置いてある絵本とソファーの椅子の間
  • 粘土セットの箱の下
  • 人形の手

でも全部を難しい場所に隠すと、見つからなかった時に拗ねてしまうのが目に見えていたので、すぐ見つかる場所にもいくつか置いておくようにしました。

片付けをしたら、お宝見つかるよ!

お宝探しをスタートすると、さすがの子どもちゃんいくつかすぐに見つけます。一方で、ちょっと時間が経つとお宝が見つからなくなりました。すると、

子ども
子ども

ねぇ、どこに隠してあるの?

ママ
ママ

ものが多いから見つかりにくいね。
実は「お片づけ」をすると見つかるよ。
「お片づけ」一緒にしよっか?

子ども
子ども

「お片づけ」する!

そこから子どもちゃんは、あれだけ渋っていた片付けを一気にスタート。
私も一緒に手伝って、「おっ、ここにも何かあるかもよ〜」と声をかけながら、
片付けを通してどんどん“宝”を発見していきました。

  • 絵本を棚に戻すと、その間からお宝が!
  • 絵本を片付けるとソファーと絵本の間に置いてあったお宝が!
  • 塗り絵を重ねていたところに、またお宝が!
  • 人形を片付けるとその腕にお宝が!
子ども
子ども

見つけた〜!やった!

ママ
ママ

片付けていくと、探したいものが見つけやすいね〜
片付けって、見つけたいものがすぐ見つかる“魔法”みたいだね

そんなふうに声をかけて、宝探しはおしまい。
子どもちゃんに伝わったかどうかわかりませんが、
「やらされる片付け」から「自分でやりたい片付け」への小さな一歩を踏み出せた、うれしい日でした。

子どもちゃんはお片づけをして、お宝を見つけることができて嬉しそうでした。

まとめ

今回ご紹介した『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』は、
私にとって、自分の育児を振り返るきっかけを与えてくれました。

「ちゃんと育てなくちゃ」「きちんとさせなきゃ」と、いつの間にか“私”ばかりが主語になっていルコとが多かった自分の言葉や関わり方を、少しだけ立ち止まって見直すきっかけをもらいました。

書籍のお話を参考に、「宝探し」を取り入れて環境を作ってみることで、
子どもちゃんが自然と片づけに向かい、
楽しみながら自分で行動してくれたことは、私にとってとても嬉しい発見でした。

もちろん、毎日がうまくいくわけではありません。
でも、子どもが主語になる視点を持って関わることで、
日常の中にも、学びや成長のチャンスがあることを実感しています。

「何度言ってもダメ」と思う日もあるかもしれません。
でも、少し視点を変えてみると、親も子も楽になるヒントがあるかもしれません。

この体験が、読んでくださった皆さんにとっても、
親子で過ごす1日1日がちょっと楽しく、あたたかいものになるきっかけが訪れますように。

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