将来、算数を苦手にならないか心配になることありませんか?
実は、調べてみると、
就学前の数の知識の重要性がますます注目されています。
となると、どのように数の知識を学んでいけば良いのか気になりますよね。
だからこそ、子どもが
どのような順序で“数”を学んでいくのかという「学びの過程」
を知ることが大切だと思います。
今回は
数字を学ぶ発達段階
について、紹介したいと思います。
10年以上教育について学び、教育現場にいたのですが、
そんな私が、
「日常生活の中で、子どもが数をどのように理解していくのか」を、
丁寧にひも解いていきたいと思います。
数は日常生活での経験で獲得される!
就学前の数についての知識が大切!
2000年代になってからの研究で、
就学前の身につけている数の知識が
小学校以降の算数・数学の達成度を予測する
ことも確認されているようです。
このような研究の結果からも、
学校へ通うようになる前に
数の知識を積み上げていくことが
子どもの成長につながると読み取れますね。
このことからも、
日常生活を通して、数字に触れることが大切!
となることがわかります!
子どもが数を数えられるようになる発達段階5段階!
【第1段階】言葉として理解する!

まずは、
1:言葉としての理解
が数を理解していくことの始まりのようです!
ということは、まずは、
日常生活を通して、数字に触れることが大切!
ってことですね。
身の回りをよく見ると
たくさんの数字
が隠れています!
- 値札
- おもちゃの個数
- 秒数
- 数字の磁石
- 電卓
- リモコン
だからこそ、
日常生活で数字に触れるチャンス
は探せば色々あるのです!
【第2段階】「1」から順番に数えられる!でも途中からは苦手!

次は、「1」から
順番に数えられるようになります。
2:「1」から順番に数えられる!
しかし、途中からは苦手な段階です!

2:途中の数からは苦手!
このことからも、
数字を言葉にするようになったら、
次は、
「1」から数えられるようになる
ことが次の段階ということになりますね!
数字を順番に数えられる場面は、
日常生活の中にたくさんありますね!
日常生活の中で、数字を「1」から数える経験が大切!
【第3段階】途中から数えられる!逆順も数えられる!

第2段階ではできなかった
3:途中の数から数えられる!
ことが可能になるようです。
さらには、

3:逆順に数を言うことができる!
これも可能になるようです。
そういえば、
私の子どもちゃんも知らないうちに
カウントダウンが
できるようになっていました。
これも、誕生日などの何かの催し物などで、
よく聞くことができますね!
【第4段階】途中の数からいくつか足した数がわかる!

この段階では、
頭の中に数字を残しながら
他の数を考えることができる
ようです。
頭の中で
数直線を考えてるような感じですね。
上の画像でいくと、
3という基準を頭の中で想像し
2つ分
次の数を数え上げていく
ことができるようです。
4:ある数にいくつかたすことができる!
日常生活では、おもちゃを使って遊んでいる時など、
途中からおもちゃを追加したりと、
このように増えたり、減ったりする場面が
想像できますね。
【第5段階】数を自由に足し引きできる!数の分解、合成もできる!

この段階では、
ある数から足したり、引いたりを簡単にできるようになるようです。
5:数を足したり、引いたりできる!
また、次のように
5:数の合成や分解ができる!
10進法の位取りが扱えるようになります。

ここまでくると、
日常でこのような操作をすることが、より頻繁に出てくるでしょう。
まとめ:数を学ぶには日常生活での学びが大切!
以上が、子どもが数を学んでいく発達段階5段階です。
この発達の順番を見ても、
日常生活での数との触れ合いが
非常に大切なことがわかります。
発達段階を理解しておくことで、自分の子どもがどの段階か、
次の段階へ進むために何をすべきか、
子どもと一緒に考えながら
一歩一歩前に進んでいけると感じました。
ぜひみなさんの子育ての参考にしていただけると幸いです。
皆さんに幸せな一日になりますように。
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