【考える】一緒に育とう!「なぜ?」の活用

経験

 日々の育児の中で、つい「早く○○して!」「どうしてそんなことしたの?」と問いかけることが増えていませんか?私もこのような場面があり、これでいいのか?と悩むことがあります。そんなとき、子どもと一緒に”考える”時間を作ることが大切だと思い、ふとした会話の中に、“考える”時間を育てるヒントがたくさん隠れているのでは?と感じる場面がありました。

 例えば、子どもが何気ない日常の中で「なんか、この風船、同じように浮かないよ」と話してきたとき、皆さんなら、どう答えますか?私も、すぐに反応できませんが、いろんな場面や経験を知っておくことで、人はその状況に応じて反応できるようになると思います。この記事を見ていただくことで、日常の”考える”場面を経験として蓄積し、今後同じような場面で挑戦することで、子どもと共に成長していくことができるようになると思います。

この記事のポイント
  • 子どもと一緒に考えることができる場面の経験値を増やせる。
  • 実際に親がどのように問いかけ、その時の子どもの反応を知ることができる。

実際の経験した場面

お風呂での子どもとパパの会話です。よくお風呂におもちゃや遊び道具を持っていくことがあります。そのおもちゃなどを用いて、お風呂や風呂桶の水と一緒に遊ぶことになります。今回は、遊び道具として「風船」を持っていきました。赤、緑、青、ピンクの色の4つの風船が”考える”場面を作ります。

子ども
子ども

ねえ、風船に水入れて!

パパ
パパ

は〜い。(水を入れて)
風船結ぶね!

4つの風船に水を入れたのですが、緑色の風船だけ水の量が他よりも明らかに少ない状態でした。(何も考えず、子どもが言う通りに水を入れて結んだようです。)

子ども
子ども

ここ(お風呂)に、風船を、それっ!
あれ!?なんか一つだけ違う

パパ
パパ

本当だね、一つだけ違うね。

子ども
子ども

次は、ここ(風呂桶)に入れて。
パパ、緑の風船だけ違うよ。

すぐ答えを言ってしまう瞬間ですが、子どもと一緒に”考える”いい機会だと感じました。今回、この場面で聞いてみたキーワードは「比べる」です。

問いかけと子どもの反応

疑問や何かを解決していくために、原因を考えることがあります。その原因を見つけるために、似ているものを探したり、他と比較して違いを見つけたりします。今回は、おかしい緑の風船の浮き方について、他と比べることで、その原因を一緒に考えたようです。

パパ
パパ

他の風船とこの緑の風船の違いは何かな?

子ども
子ども

色!!

パパ
パパ

確かに(笑)
他にあるかな?

緑の風船と赤の風船を子どもの目の前に持っていったようです。

子ども
子ども

んーーー、
大きさ!

パパ
パパ

確かに、大きさが違うね。
水の量少ない多いあったもんね。

子ども
子ども

この大きいの(緑以外の風船)は仲間、
この小さいのはブッブー!

まとめ

 お風呂場に遊び道具を持っていくと、衛生面など気になる部分もありますが、何気ない対話の中で子ども一緒に考えられる場面があるのですね。「なぜ緑の風船だけ他と違うの?」と聞かれると、「それは風船の中に入っている水の量が違うからだよ。」などと答えがちですが、一度深呼吸して立ち止まって「なぜかな?」や「なぜだと思う?」と問いかけるだけで、子どもの考えや捉え方を引き出して、一緒に考えることで、子ども「主体性」や「考える」ことの楽しさを知ってもらえるのかもしれません。

 大変な日々もありますが、子どもと一緒に何かできる時間を大切にして、幸せな日々を増やしていけたらと思います。皆さんの1日1日がより幸せな1日になりますように。

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