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【就学前からできる】図形体験が算数力を伸ばす!家庭でできる5つの実践

お家学び
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マスパパ
マスパパ

就学前からできる算数・図形のサポート方法って何があるの?

マスママ
マスママ

小学校に入る前にやっておいた方がいいことってある?

そんな悩みをもつパパママは多いのではないでしょうか?

実は、図形の力は幼い頃からの「体験」がすごく大切であることが言われています!
しかも、就学前の図形に関する体験や経験が、将来の算数の力の傾向にも大きく関わってくることが研究でもわかっているようです。

マスファミ
マスファミ

小・中学校に10年以上勤めた経験があり、
理学部数学系大学院修了、現数学教員である夫の視点も取り入れながら
なぜ図形体験が大切なのか、どんな研究があるのか、そしてご家庭で今日からできる実践方法5選をまとめて紹介します!

\この記事はこんな人におすすめ/
  • 就学前からできる算数・図形のサポート方法を知りたい人
  • 「図形は苦手」にしたくないと思っている人
  • 家庭でできる具体的な実践例を知りたい人

なぜ図形を「体験」することが大切なのか?

以前に、日本は海外と比べて図形の体験活動が少なかった

日本の算数は世界でも高い水準にあると言われています。
世界の小・中学生の学力を測る「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の順位は、

・小学4年生の算数 5位
・中学2年生の数学 4位

となっています。

しかし、その中でも図形分野には課題があることをご存じでしょうか?

「図形カリキュラムにおける空間的思考に関する学習内容の考察」という研究では、海外との比較の中で、

日本の算数カリキュラムには図形を”動的に扱う”機会が少ないことが指摘

されています。

”動的に扱う”とは?
  • 図形を移動させてみる
  • 図形をひっくり返す(裏返す)
  • 図形を回転させる

などのような、図形を動かすことを指しています。

こうした「体を動かしながら図形に触れる」経験が、海外と比べて日本は少なかったというわけです。

今の学習指導要領、図形で体験することが充実している!

でも、ここが大事なポイントです。

こうした課題を受けて、

現在の学習指導要領では「図形を体験する」活動が大きく増えています。

マスパパ
マスパパ

啓林館の小学校算数 学習指導要領 新旧対照資料を参考に、
旧学習指導要領と現在の学習指導要領の変化を見てみましょう!

  • 「具体物を操作して」という記述の増加
  • 「身の回りのものから形を見つける」活動の重視
  • 「図形を構成したり分解したりする」経験の強調

つまり、学校の授業自体が「図形を体験する」ことを大切にしているんです。

学校の授業時間には限りがあります。

家庭で体験の機会を増やしておくことが、学校での学びをさらに活かすことにつながる

ということです。

就学前の図形体験が、算数力を伸ばす

海外の研究結果、空間スキルが語彙力より算数を予測する

「図形の体験は大切」と言われても、本当に効果があるの?と思いますよね。

ここで、ひとつ注目すべき海外の研究をご紹介します。

The contribution of spatial ability to mathematics achievement in middle childhood(幼児期中期における空間能力の算数成績への貢献)

この研究では、興味深い結果が報告されています。
簡単にまとめると、

5歳時点で将来の算数の成績を予測しようとしたとき、
語彙力よりも空間スキルの方が3倍以上も予測の精度が高かった

というのです。

つまり、

読み書きや言葉の教育と同じくらい、あるいはそれ以上に、
空間・図形への早期接触が算数力の土台になる

マスパパ
マスパパ

語彙力よりも、空間スキルが算数の将来を大きく決める可能性がある。
これは知っておいて損はないですよね!

小学校低学年の図形の授業時間、実は〇〇時間だけ!?

どれぐらい低学年時に”図形”という単元を学ぶのでしょうか。教科書を作成している会社5社の作成している授業時間数の案をもとに分析してみました。

図形単元の授業時間割合(1〜3年生)

※各学年の総授業時間に占める図形単元の割合(5社比較・令和6年度版)

出典:各社令和6年度版 年間指導計画より筆者集計

図形単元の授業時間数(1〜3年生・5社比較)

各学年の総授業時間数と、そのうち図形単元に割り当てられた時間数

出版社 1年生 2年生 3年生
総時間 図形 総時間 図形 総時間 図形
教育出版 123時間 10時間 8.1% 160時間 14時間 8.8% 163時間 18時間 11.0%
啓林館 118時間 8時間 6.8% 137時間 15時間 10.9% 143時間 16時間 11.2%
東京書籍 119時間 9時間 7.6% 148時間 16時間 10.8% 150時間 17時間 11.3%
大日本図書 119時間 9時間 7.6% 148時間 16時間 10.8% 150時間 17時間 11.3%
学校図書 107時間 9時間 8.4% 113時間 15時間 13.3% 131時間 19時間 14.5%

出典:各社令和6年度版 年間指導計画より筆者集計/予備時間を除く配当時間

低学年では図形に触れる時間が限られているからこそ、家庭での体験が子どもの図形感覚を育てる大切な機会になります。

就学前からできる!図形体験おすすめ5選

マスパパ
マスパパ

ここからは、ご家庭で今日から実践できる図形体験の方法を5つご紹介します。

① 一緒に絵を描く

1つ目は、目の前にあるものを一緒に絵に描くという、とてもシンプルな方法

です。

りんご、コップ、おもちゃの車…なんでも構いません。
子どもが「描いてみたい」と思うものを、親子で一緒に描いてみましょう。

絵を描くためには、次のような力を使うことになります。

・立体的なものなどの、形をよく見る力
・どこがまっすぐな線(直線)で、どこが曲がった線(曲線)かを見分ける力
・立体的な形と、平面的な形を行き来する力

これらすべてが、図形の基礎となる

「形を認識する経験」

そのものです。

こんな声かけができる

このコップ上から見ると、丸いかな?四角いかな?

おもちゃのどこに◯が隠れているか、たくさん見つけてみよう!

② 形さがし遊びを取り入れる

2つ目は、身の回りにある「形さがしゲーム」です。お散歩中、お買い物中、お家の中…どこでもできる遊びです。

「コップってどんな形に見える?」 → 

「ティッシュ箱は横から見るとどんな形かな?」 → 長方形

「三角の形はどこにあるかな?」

この遊びが素晴らしいのは、

立体を色んな方向から見る経験になる

ところ。
上から見たら丸いのに、横から見ると長方形。
そんな発見が、空間を立体的に捉える力を育てます。

そして何より、「身の回りにはいろんな図形が隠れている」と感じられる瞬間があります。
この感覚こそ、図形を好きになる第一歩でしょう。

③ 積み木・ブロック遊びをする

3つ目は、積み木やブロックを使った遊びです。

積み木・ブロック遊びは、

立体を手で組み立てる体験

そのものです。

子どもちゃん
子どもちゃん

どう積めば崩れないのかな?
どう並べれば形になるのかな?

試行錯誤の中で、自然と図形の感覚が育っていきます。

特に、木製の積み木は手触りや重さも感じられて、図形を「体で理解する」のに最適な教材です。

④ 空間を意識した声かけをする ★親の関わりが鍵

この方法は「親の関わり」が直接子どもの力を育てる、特別な実践です。

4つ目は、日常会話の中に「空間を意識した言葉」を取り入れるというものです。

例えば、こんな声かけを意識してみましょう。

「これをあそこに入れてね」→「小さい方の箱を棚の一番上の左側に入れてね」

「あっちにあるよ」→「玄関のドアのすぐ右側にあるよ」

「大きいね」→「このコップは丸くて、下よりも上の方が少し広いね」

シカゴ大学のPrudenらの研究(2011年)では、親が日常の会話の中で形・大きさ・位置を表す言葉をよく使う家庭の子どもほど、自分でも空間に関する言葉を使うようになり、後の空間スキルのテストで高い成績を収めることが示されています。

*この研究は「関連がある」ことを示したものであり、声かけだけで空間スキルが直接上がると結論づけたものではありません。

特別な道具も時間も必要ありません。
今日の遊びの中、日常生活の中で一言だけ変えてみましょう。

⑤ 教材・アプリで学習する

5つ目は、

教材やアプリを活用する

方法です。

①〜④は親子で一緒に取り組むスタイルが多いですが、教材・アプリなら

子どもが自分のペースで、図形の分類や比較の学びを積み重ねられる

というメリットがあります。

・形を仲間分けする問題
・似ている形と違う形を見分ける問題
・できる子は小学校の内容の先取りも可能

5選の選び方——「親の負担」×「子どもとの活動量」で考えよう

「どれから始めればいいの?」と迷ったときは、以下の表やマトリクスを参考にしてみてください。

実践方法親の負担子どもとの活動量こんな家庭に
① 一緒に絵を描くやや多い多い親子時間をしっかり取れる家庭
② 形さがし遊び少ない多い外出・お散歩が多い家庭
③ 積み木・ブロック普通多いおもちゃで遊ぶ時間がある家庭
④ 声かけ ★少ない中程度忙しくても毎日続けたい家庭
⑤ 教材・アプリ少ない少ない(子ども単独)一緒の時間が取りにくい家庭
図形体験5選:親の負担×子どもとの活動量マトリクス 横軸に親の負担(低から高)、縦軸に子どもとの活動量(低から高)を取り、5つの実践方法をカードで配置した2軸マトリクス図 負担 少 × 活動量 多 負担 多 × 活動量 多 負担 少 × 活動量 少 負担 多 × 活動量 少 負担 多 活動量 多 ② 形さがし遊び 外出中いつでも・負担ゼロ ① 一緒に絵を描く 親子でじっくり取り組む ③ 積み木・ブロック 立体を手で組み立てる体験 ④ 空間の声かけ ★ 日常会話で育てる 親の関わりが鍵 ⑤ 教材・アプリ 子ども単独でも学べる 迷ったときはこのマトリクスで、今日の状況に合った方法を選んでみてください

「今日はどれにする?」と、その日のコンディションで選んでもOKです。
まずは1つ、気軽に始めてみましょう。

まとめ

体験する図形の学びが充実した今、家庭でも図形体験の充実を!

マスパパ
マスパパ

今回、この記事でお伝えした内容を整理します。

  1. 日本の算数は図形の体験活動が少なかったという指摘がある
  2. 現在の学習指導要領は体験を重視する方向に変わってきている
  3. 就学前の空間スキルは、将来の算数力を強く予測する(語彙力の3倍以上)
  4. 家庭でできる実践は、絵を描く・形さがし・積み木・声かけ・教材の5つ

図形は「センス」や「才能」だけではありません
日々の体験の積み重ねで、確実に育っていく力です。

特別な教材や準備はなくても大丈夫。まずは今日、一つだけ取り入れてみませんか?

マスファミ
マスファミ

図形が苦手・・・そんなお子さんの不安、ご家族の不安解消のために、ご家庭のサポートの手助けができたら幸いです。

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